“アメリカ陰謀論”も・・・中国高官「説明義務ある」(20/03/16)

中国の習近平国家主席が改めて新型コロナの感染源特定を指示しました。当初、感染源は「武漢市」としていた中国政府に何があったのでしょうか。

 デパートやスーパーなどの売上高を合わせたものです。ところが、この1月と2月、グラフが急落。前の年の同じ時期に比べて20.5%減少しています。一方で、中国政府は感染が急拡大するイタリアなどに医療チームを派遣しています。
 街角で中国の国歌が響く動画が中国のSNSで拡散されています。初動の遅れや情報隠蔽が世界的な感染拡大をもたらしたとの批判を気にする中国政府。各国を支援することで批判をかわしたい思惑もありそうです。そんななか、習近平国家主席のある寄稿が波紋を広げています。今、中国で盛り上がっているのがウイルスの発生源は中国とは限らないという主張。そして、急浮上しているのがアメリカ陰謀論です。
 中国外務省・報道官のツイッター:「アメリカ軍が新型コロナウイルスの流行を武漢に持ち込んだのかもしれない。アメリカは中国に説明する義務がある」
 アメリカ軍が持ち込んだ・・・。主張を裏付ける具体的な証拠はありません。去年10月に武漢で行われた世界軍人競技大会に参加したアメリカ軍が関わったとの主張まで出ているのです。
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