安倍元首相銃撃1年「事件がなかったら良かったのに」現場に設置された献花台には多くの人が訪れる

 奈良市で演説中の安倍晋三元総理が銃撃され殺害された事件から8日で1年です。現場となった近鉄大和西大寺駅前には献花台が設けられ、多くの人が花を手向けています。(取材・報告=宗像真宏記者)

 奈良市の近鉄大和西大寺駅前です。私の後ろには臨時の献花台が設置されていて、今日は朝から多くの人が手を合わせたり、花を手向けたりする光景が続いています。

 献花に訪れた人
 「1年前のことが、事件がなかったら良かったのにとしか言いようがない」
 「亡くなったことが悔しくて仕方ない」

 こちらでは、もう間もなくですが、事件が発生した午前11時31分に合わせて自民党奈良県連の有志らが黙とうを行うということで、この時間は少し静かな雰囲気となっています。

 また、現場から約6キロ離れた奈良市の霊園には、7月1日から常設の慰霊碑が設置されていて、安倍元総理の筆跡をかたどった「不動心」という言葉が刻まれています。

 こちらの現場の献花台は午後5時まで設けられていて、いずれの場所も今日一日、多くの人が訪れることになりそうです。