碧南強殺の佐藤被告に無期判決 名古屋地裁 2016/2/5

碧南強殺の佐藤被告に無期判決 名古屋地裁

(愛知県)

愛知県碧南市で1998年、夫婦が殺害された事件で、名古屋地裁は5日、共犯とされる男に無期懲役の判決を言い渡した。

判決を受けた佐藤浩被告(39)は、碧南市の住宅で、「千種闇サイト事件」で判決を受けたあと碧南事件で去年、死刑判決を受けた堀慶末被告(40)とともに、
馬氷一男さん(当時45)夫婦を殺害したなどとして強盗殺人などの罪に問われていた。

これまでの裁判で佐藤被告は、強盗目的や一男さんへの殺意を否認し無期懲役を主張。検察側は死刑を求刑していた。

裁判長は強盗殺人罪の成立を認めたが、判決理由を「殺害は堀被告の指示であり、堀被告への恩義で行った。殺害の計画性を認めるに至る証拠はなく、死刑を選択することがやむを得ないとは言いきれない」などとした。

この事件の主犯格とされ、去年、死刑判決を受けて控訴している堀被告は2007年の「千種闇サイト事件」では無期懲役が確定している。
[ 2016/2/5 18:00 ]



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