自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、安倍派のトップ・塩谷座長が東京地検特捜部に対し、派閥の収支報告書への不記載について関与を否定する説明をしていたことが分かりました。安倍派をめぐっては、政治資金パーティーの収入の一部が派閥側から議員側にキックバックされ、政治資金収支報告書に記載されず、裏金になっていた疑いがあります。関係者によりますと、安倍派のトップ・座長を務める塩谷立衆議院議員が東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、関与を否定する説明をしていたことがわかりました。塩谷座長は、これまでにキックバックをめぐる問題について、詳細な説明をしていません。地元・浜松市では説明責任を果たすべきという声が上がっています。＜地元の人は＞
「私はやっぱり自民党の代表としてちゃんと表に出て言った方が皆さんも納得するんじゃないのかなって」
「政治家の人には信頼しているんだけど、ちょっと裏切られたみたいな感じがします」この事件をめぐっては12月27日、安倍派に所属する池田佳隆衆議院議員の関係先に東京地検特捜部が家宅捜索に入るなど捜査が進んでいて、今後いきさつなどについて調べるものとみられます。
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