緑十字機の記憶を語り継ぐ

8月20日、磐田市の長野地区交流センターにて「緑十字機の記憶を語り継ぐ会」による「緑十字機不時着第6回平和大会」が開催。今回は沖縄県伊江島の名城村長、渡久地議長はじめ伊江島の皆様をお迎えし、元外務省情報局長の孫崎享さんをお招きして記念講演も行われました。
緑十字機とは玉音放送の後、連合軍からの求めに応じて、停戦・終戦連絡事務処理のために日本から派遣された全権委員を乗せた飛行機のことです。マニラでの合意の帰途、磐田市鮫島沖に不時着し、これを地元住民が助け、僅か8時間遅れで東京に帰還することができました。玉音放送の後、多くの先人達の努力により、終戦を迎えられたこと、戦争を終わらせることは始めるよりも困難であることなど、緑十字機の記憶を知り、語り継ぐことが、私たちの心の中に平和の砦を築くことの一つになると思います。そして、最初にこの歴史を世に広める著作を書いた岡部英一さんに感謝です。