コインチェック“改善計画”、消えた「NEM」は“闇サイト”で・・・

コインチェック“改善計画”、消えた「NEM」は“闇サイト”で・・・
 580億円相当の仮想通貨が流出した問題で、仮想通貨交換業者のコインチェックは、金融庁に業務改善計画を提出しました。一方、盗まれた仮想通貨の一部はすでに闇サイトを通じて交換された疑いもでています。

 13日朝、コインチェックの本社に入ったのは和田晃一良社長。

 「大変申し訳ございませんでした」(コインチェック 和田晃一良 社長[先月26日])

 コインチェックは先月、不正アクセスによって、およそ580億円相当の仮想通貨「NEM」を流出。金融庁から業務の改善を命じられたことを受けて、13日午後、セキュリティー対策などを盛り込んだ業務改善計画を提出しました。

 「金融庁としては立ち入り検査等々を通じて、顧客の保護が今後とも確実に確保されるように取り組んで参りたい」(麻生太郎 金融相)

 一方、課題となっているのが、顧客への対応です。コインチェックは、顧客から預かった日本円の出金を13日から再開。しかし、利用者からは・・・

 「(日本円の出金だけでは)当事者としては全く意味がない。対応しているふうに見えるだけで、実際には何も動いていない」(利用者)

 こちらの女性は、200万円分の仮想通貨を購入。しかし、コインチェックは現在も仮想通貨の換金を停止しているため、お金は引き出せないままです。その間に相場は下落。資産は半分に減ったといいます。

 「怒りを通り越す感じで、ただ見ているだけというつらい状況」(利用者)

 コインチェックは、被害者への補償の時期についても明らかにしていません。

 一方、盗まれたNEMについて先週動きが。警視庁などによりますと、580億円相当のNEMのうち、5億円相当は「ダークウェブ」などと呼ばれる闇サイトで他の仮想通貨に交換された疑いがあるということです。このうち一部については、日本人が交換していたこともわかりました。

 「現時点で伝えられることを、伝える場を設けさせていただく」(コインチェック 大塚雄介 取締役)

 コインチェックは13日夜、会見する予定です。



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