「トランプに投票しろ」武装勢力が“脅迫”!?(2020年10月25日)

▽期日前投票の“長蛇の列”
劣勢が伝えられる中、激戦州を回り巻き返しを図るトランプ大統領。
こうした中、異例のペースで増加する期日前投票では“脅迫”や“投票妨害”など混乱が起きています。
住民登録があるフロリダ州で期日前投票を行ったトランプ大統領。
トランプ大統領「すべてが完璧で厳格で規則通りだ。郵送ではこういうわけにはいかない」
投票所での投票の方が確実だとして、あらためて“郵便投票を批判”しました。

NY市、マジソン・スクエア・ガーデンの期日前投票では、異例の“長蛇の列”ができました。
中丸記者「中には3時間前から並んでいるという人もいて行列ができています」

バイデン氏の支持者「あの男を追い出せるなら1週間だって待ちますよ」
Q:郵便投票しなかったのは?
バイデン氏の支持者「この手であの男を刑務所送りに近づける満足感を味わいたくてね」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、期日前投票を行った人はすでに前回大統領選の最終的な合計を上回る5700万人。
そのうち郵便投票は4000万人に及んでいます。(フロリダ大学「米選挙プロジェクト」24日)

▽なりふり構わぬトランプ大統領と“混乱”
激戦州ノースカロライナに乗り込んだトランプ大統領は、コロナ対策をめぐり批判的なメディアを攻撃しました。
トランプ大統領「国民はネガティブなコロナ報道にうんざりしている」「テレビをつければコロナ、コロナ、コロナ・・・飛行機が墜落して500人死んでも報じられないんじゃないか」
依然として、1日当たり平均で800人近くが死亡しているアメリカ。
バイデン氏はトランプ大統領の“無策ぶり”を批判しました。
バイデン氏「彼は『アメリカ国民がパニックに陥るのを見たくなかった』と主張した。しかしアメリカ国民はパニックには陥らない。パニックになったのは彼だ。今になっても彼には何のプランもない」

すでに4000万人が投票している郵便投票について、トランプ大統領は「不正が起きている」と主張しています。
トランプ大統領「川で5万3000票が見つかった。ゴミ箱からもたくさんの票が見つかった。それらはすべてトランプと書かれていた」
支持者に、投票所で監視するよう呼び掛けたトランプ大統領。不正があった場合、法廷闘争も辞さない構えをみせています。

そんな中、バージニア州の投票所では入り口付近に数十人のトランプ支持者が集まり、一般の有権者が一時入場できない事態に。
さらにフロリダ州では拳銃を携帯し、トランプと書かれたマスクをつけたマイアミ市警の警察官が投票所付近に現れました。
撮影者は「市からお金をもらい投票者に威嚇行為。すぐに停職になるべき」とツイートしています。
大統領選の当日、過激な武装勢力が投票所の周りに集まり、“投票妨害”するのではないかとの懸念も出ています。

「ボイスオブアメリカ」やCNNなど複数の主要メディアによれば、今月、複数の有権者に過激な武装勢力を名乗る送信者から“脅迫メール”が送られたといいます。
「トランプに投票しろ。さもなくばお前を追いつめる」
地元メディアによると18日夜、ロサンゼルス郊外で何者かが投票箱に放火。
燃やされた投票用紙は60人分から100人分とみられ、選挙当局はこの日に投函した有権者に連絡を試みているといいます。
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