「核兵器を持たない選択と、核戦略を勉強しないことは同じではない」いまの日本が安全保障について学ぶことの大切さ【孫崎享氏インタビュー】

『日本国防論~宮台・白井・伊勢崎・孫崎・伊藤インタビュー集~』より
孫崎享氏(元外務省国際情報局長、作家)インタビュー

《ニコニコドキュメンタリー特集「国防」を考える》
⇒http://blog.nicovideo.jp/niconews/76009.html

ドキュメンタリー『コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方~』の放送にあたって、さまざまな立場で世界のなかの日本を考えてきた5名の有識者に「日本の国防」についてのインタビューを行いました。

独自の安全保障体制で平和国家を構築したコスタリカに、私たちが学べることは何か。「国の守り方」について、私たちにはどのような選択があるのか。

東アジアが激動の時代を迎えているからこそ、もっと主体的に、根本的に、日本の国防のあり方を考えてみよう、そんな思いからインタビューを実施しました。

日本が目指すべき「国防」のかたちとは?

■孫崎享氏 プロフィール
1966年東京大学中退、外務省入省。英国、ソ連、ハーバード大学国際問題研究所研究員、 イラク、カナダ勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使。2002年~09年まで防衛大学教授。著書に『戦後史の正体』(創元社)『いま語らねばならない戦前史の真相』(現代書館・鈴木邦男氏との対談)『崖っぷち国家 日本の決断』(日本文芸社・マーティン・ファクラー氏との対談)など多数。