「議会妨害」でも可決 上院でトランプ氏弾劾裁判へ(19/12/19)

「権力の乱用」などがあったとして、アメリカ下院はトランプ大統領を弾劾(だんがい)訴追することを賛成多数で可決しました。

 野党・民主党が多数を占める下院は、トランプ大統領の弾劾訴追を定めた決議案を賛成多数で可決しました。トランプ大統領が自身の政治的利益のためにウクライナに対する軍事支援を悪用した権力の乱用のほか、議会の調査に協力しないよう各機関に命じた「議会妨害」が理由に挙げられています。これにより、トランプ大統領は弾劾訴追された史上3人目の大統領となります。これまでトランプ大統領は「でっちあげ」だとして一貫して疑惑を否定しています。下院での可決を受けて今後は上院が弾劾裁判を開くことになりますが、与党・共和党が多数を占めるため、トランプ大統領の有罪と罷免(ひめん)が決まる可能性は低いとみられています。
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