勢い増すイラン反米強硬派 まもなく議会選挙(20/02/20)

イランでは21日に議会選挙を控え、反米の保守強硬派が勢いを増しています。国民の間にはイランの指導部に不満があっても抗議がしにくい空気が広がっています。

 イランの革命防衛隊がウクライナの旅客機を誤って撃墜して176人が死亡した問題で、18日に追悼集会が開かれました。しかし、抗議の声は上がりませんでした。
 亡くなった青年の武道のコーチ:「将来、彼が成功することを期待していたので、事故で亡くなってしまい、我々は本当に悲しんでいます」「(Q.21日の選挙に行きますか?)これはどういう質問ですか。政治の話はノーです」
 290の議席を争う21日のイラン議会選挙では、ロウハニ大統領を支持する改革派や穏健派の候補者たちが立候補の審査で相次いで失格となっています。最高指導者・ハメネイ師ら指導部の意向とみられ、一部の国民からは選挙に失望する声が上がっています。反米を掲げる保守強硬派が優勢とみられ、選挙後にアメリカとの対立がさらに深まる恐れがあります。
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