日米貿易交渉 茂木大臣「すべて終了した」

国連総会が開かれているニューヨークには各国の閣僚が集まり、様々な分野で活発な交渉を行っています。
そうした中、日米貿易交渉の閣僚協議が行われ、交渉を担当した茂木外務大臣は「交渉はすべて終了した」と言い切りました。
果たして日本はメリットを得たのでしょうか。
日米の閣僚による最終協議。
その開始前。
(秋山記者)「首脳会談で貿易協定の正式な署名は行われるのか?」。
(アメリカ・ライトハイザー通商代表)「何も言わないことはわかっているだろう」アメリカのライトハイザー通商代表は、協定の署名について言葉を濁したものの協議終了後、会見した茂木外務大臣は…。
(茂木外務大臣)「日米貿易交渉は全て終了した。首脳会談で良いセレモニーになるだろう」。
貿易協定についてすべて合意し、25日の安倍総理とトランプ大統領の首脳会談で文書に署名する見通しを示しました。
また、焦点となっている自動車への追加関税については。
(茂木外務大臣)「心配するような内容にはならない」。
アメリカ側が自動車への追加関税を発動しないことが文書で明記される方針を示しました。
今回の貿易協定では、アメリカ産の牛肉などに対する関税をTPP=環太平洋経済連携協定の現在の水準まで引き下げることなどが、すでに決まっています。
日本としては、今回の貿易協定について、来月始まる臨時国会での審議を経て年内にも発効を目指したい考えです。

#日米貿易#茂木#自動車