「大統領の指示で行った」 米国務省幹部が証言(19/11/21)

アメリカ議会下院ではトランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る公聴会が開かれ、現役の国務省幹部がウクライナ側への働き掛けを「大統領の指示で行った」と証言しました。

 アメリカ、ソンドランド駐EU(ヨーロッパ連合)大使:「トランプ大統領からの明確な指示に基づいて(トランプ大統領の顧問弁護士の)ジュリアーニ氏とともにウクライナへの働き掛けを行った」
 ウクライナ疑惑では、来年の大統領選挙の民主党・バイデン候補に関するスキャンダル調査をトランプ大統領がウクライナ側に求めていたかどうかが焦点となっています。公聴会でソンドランド大使は、ウクライナのゼレンスキー大統領のホワイトハウス訪問と引き換えにバイデン氏の調査を求めたことを認めました。さらに、政権幹部とも情報を共有していたと証言しました。野党・民主党は権力の乱用や収賄にあたる可能性があるとして、弾劾(だんがい)決議に向けて攻勢を強める構えです。
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