イラン 英タンカー解放へ 英独仏は共同声明発表

イラン政府は23日、ホルムズ海峡で拿捕したイギリス船籍のタンカーを近く解放すると発表しました。ただ、サウジアラビアの石油施設への攻撃を巡る対立も続き、緊張緩和につながるかは不透明です。イラン政府の報道官は、7月に拿捕したイギリス船籍のタンカーの解放に向けた法的手続きが完了し、「タンカーは出航できる」と述べました。出航の時期は明らかにしていません。イランの国営メディアによりますと、国連総会に出席するためニューヨークに到着したロウハニ大統領は、「世界に向けて平和と安定というメッセージを発信したい」と主張したということです。こうした中、イギリスとドイツ、フランスの首脳は23日、サウジアラビアの石油関連施設への攻撃について「イランが責任を負うのは明白だ」とする共同声明を発表しました。3ヵ国の首脳は、イランに核合意の完全な履行を促し、核・ミサイル計画などを含む長期的な枠組みに関する交渉に応じるよう呼び掛けました。
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